オーストラリアで小学生のホームスクーリングを始めるための教材探しに苦労していませんか?
ホームスクーリングで大切なのは子どもにぴったり合う教材を見つけることとわかっていても、選択肢が多すぎてどの教材を選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、私が実際に使って効果を実感している教材、これから使ってみたい教材を紹介します。
小学生の子どもたちが楽しく学べる教材を集めました。
これからホームスクーリングを始めたいと思っているママやもうすでに始めているけど、使っている教材がいまいちと悩んでいるママに教材選びのヒントになればうれしいです。
- 【オーストラリア】小学生のホームスクーリングおすすめ教材
- 【オーストラリア】小学生のホームスクーリングにおすすめの無料オンライン教材・アプリ
- Home Education Association (HEA)(ほとんどの教科に対応)
- Twinkl (幅広い教科に対応)
- Cool Australia (ほとんどすべての教科)
- K5 Learning (英語、算数、科学)
- Progressive phonics (英語)
- BBC Bitesize (英語、算数、科学、地理、歴史、芸術)
- Khan academy (算数、科学、コンピュータプログラミング、歴史)
- Mystery science (科学)
- Metkids (芸術、歴史)
- Left brain craft brain (STEAM、Creative arts)
- Learn times table Panda game(かけ算アプリ)
- まとめ
【オーストラリア】小学生のホームスクーリングおすすめ教材
ここでは、オーストラリアでホームスクーリング4年目のわが家が使っている教材を紹介します。
中には3年以上継続的に使用しているものもあり、ホームスクーリングには最適な教材です。
算数
- SAP Learning MATHS(全学年おすすめ)
子供が自分で進められるシンプルなワークブックです。練習問題が豊富で、理解度も簡単にチェックできます。
単元がしっかり分かれていて、「今は何の勉強をしているのか」が明確にわかり、子どもたちも自分が何を「理解しているのか・いないのか」判断しやすいようです。自主的に勉強できるのもとてもよいです。
ホームスクーリング開始当初から使っている私のお気に入り教材です
- Sir Cumferenceシリーズ(物語)(中学年からおすすめ)
図形や分数、グラフの使い方などを、物語の中でわかりやすく説明する算数の本です。
算数の教科書感はなく、昔のイギリス(?)を舞台に繰り広げられるストーリーの中で、算数の知識を使って問題解決するお話で内容が面白く、子どもたちが数学に興味を持ってくれるようになりました。
夫の夜の読み聞かせが習慣になっています。算数用語もこれでばっちり!
もっと詳しく算数の進め方を知りたい方はこちらから
国語(英語)
- Fix it grammar!(文法) (中学年からおすすめ)
物語を通じて文法を学ぶことができるユニークな教材です。1センテンスの中で、名詞、形容詞、動詞、副詞などを見つけ、文章の構成がどう成り立っているかを学びます。毎日15分で進められ、文法の基礎から応用までカバーします。小学生が文法の勉強をするには丁度いい長さです。
1つの物語を使って毎日1文ずつ解読していくから、物語が終わるころには文法も読解力もついてる優れもの
- All about spelling (つづり、リーディング)(キンダーガーデンから高学年までおすすめ)
文字が読めず、キンダーガーテン(小学校0年生)の本が読めなかった息子(当時8歳)を救った教材です。今、息子(6年生)が歳相応の本を3日に1冊のスピードで読めるようになったのは、この教材のおかげと言っても過言ではありません。
フォニックス(音を文字にする)を中心として作られた教材で、音から文字を書く力をつけます。子どもたちが音から文字を学ぶことで、読解力の向上にも役立ちます。日本の小中学校、または高校でも取り入れてもらいたいと思うぐらいの良書です。
近年学校ではフォニックスに充てられる時間が削られて、読めない・書けないという子どもが増えてるそうです
- Writing with ease(中学年からおすすめ)
物語の一部を読んで、要約して書くの一連をする教材です。毎回違う物語が使われるので子どもたちが良書を知る機会が増えることがうれしいポイント。理解力と要約する力が鍛えられます。PDF教材なので、購入してすぐに始められるのもうれしいです。
長女はこの教材で知った本を数冊選んで読んでいました。
- My first reading library (キンダーガーテンから低学年)
レベル分けされている音読用の短いストーリーブックで、リーディングの基礎を固めるのに適しています。学校から渡される音読練習用の本よりも面白く、中にはシンプルに書かれた童話もあるので、読むのも楽しいです。
- The cat in the hat (キンダーガーテンから高学年)
音読を目的とした本です。小学生の子どもを持つ親ならだれもが知っているThe cat in the hat シリーズ。リズミカルに進むストーリーはわが家の子どもたちにもとても親しまれています。
ホームスクーリングをしてきて実感することは、「読めさせすれば学習できる」です。
算数だって、歴史だって、コンピューターだって、読んで理解できれば、学習できますよね。でも読めなかったら、誰かに読んでもらわなければなりません。
だから、英語(国語)には力を入れました。
歴史・地理
- The Story of the World (キンダーガーテンからOK)
世界の歴史を楽しく学べるシリーズ。教科書のほかにオーディオブックも利用できるので、移動中の学習にも最適です。チャプター度とに問題も用意されていて、子供の理解度を計ることができます。
長女は本のストーリーが気に入り、オーディオブックだけ先に全部聞いてしまいました。
Well Trained Mindのウェブサイトから購入できます。
- Fair Dinkum histories (Jackie French)(中学年からおすすめ)
オーストラリアの歴史を年代別に分かりやすくストーリー長で紹介している本です。教科書ではなく小説のような本ですが、要点をしっかり説明しています。
理科(STEM)
- The cat in the hat Learning Library(中学年からおすすめ)
「The Cat in the Hat」シリーズのこのバージョンでは、科学の基本概念が面白く分かりやすく紹介されています。
短いストーリーで要点がしっかりまとまっていて、理科の教科書顔負け。
もっと詳しく理科学習の進め方を知りたい方はこちらから
保険体育
- HELP YOUR KIDS WITH GROWING UP (DK)(中学年からおすすめ)
思春期の変化について子どもたちに説明するための教材です。思春期の心の浮き沈みや月経のこと、性のことまでわかりやすく説明しています。
なかなか話しづらい内容ですが、この本のおかげで、必要なことを教えることができました。
学校では教えてくれないから、ホームスクーリングじゃなくても役立つ1冊ね
【オーストラリア】小学生のホームスクーリングにおすすめの無料オンライン教材・アプリ
オーストラリアのホームスクーリングでは、幅広いサポート機関が利用可能で、多くの無料オンライン教材やアプリが提供されています。ここでは、特に有用と思われる教材とリソースを紹介します。
Home Education Association (HEA)(ほとんどの教科に対応)
HEAは、ホームスクーリングに関する包括的なガイドラインとリソースを提供しています。無料の教材は、ウェブサイトの「Resources&Shop」セクションからアクセスできます。
Twinkl (幅広い教科に対応)
Twinklは、教師や家庭教育者に対して、幼児から中学生までの教材を提供するオンラインプラットフォームです。印刷可能なワークシート、教育用ゲーム、ビデオなどがあります。
Cool Australia (ほとんどすべての教科)
カリキュラムに基づいた高品質な教育リソースを提供するサイトで、小学校低学年から中学生までの教師やホームスクーラーに適しています。英語、健康・体育、社会科学、数学、科学、技術、芸術など、さまざまな教科がカバーされています。
K5 Learning (英語、算数、科学)
幼稚園から小学校5年生までの算数、読解、科学教材を提供するウェブサイトです。無料のワークシートと手頃な価格のワークブックがあり、個々のペースに合わせて学習できます。
Progressive phonics (英語)
幼稚園から小学校低学年向けの無料読み書き教育プログラムです。フォニックスやサイトワード(視認単語)の学習に焦点を当て、保護者や教師がかんたんに利用できる教材を提供しています。
BBC Bitesize (英語、算数、科学、地理、歴史、芸術)
BBCが提供する教育サポートサイトで、5歳から16歳以上の学習者向けの無料オンライン教材があります。基本教科から芸術まで、幅広い教科が取り扱われています。
Khan academy (算数、科学、コンピュータプログラミング、歴史)
すべての年齢層に対応するパーソナライズされた学習リソースを提供します。練習問題や指導ビデオを通じて、自分のペースで学べる環境が整っています。
Mystery science (科学)
幼稚園から小学校5年生向けの科学教育サイトです。ミニレッスンから詳細な実験まで、子どもたちが科学を楽しむための教材が提供されています。
Metkids (芸術、歴史)
ニューヨークのメトロポリタン美術館が提供する子ども向けのデジタルプラットフォームです。芸術作品の背景や歴史を楽しく学べます。
Left brain craft brain (STEAM、Creative arts)
STEAMアクティビティを提供するウェブサイトで、創造性と科学的思考を育むプロジェクトが豊富にあります。
Learn times table Panda game(かけ算アプリ)
九九を楽しく学べるスマホアプリです。子供たちは問題に答えることでパンダを喜ばせ、学習のモチベーションを高めることができます。
このアプリのおかげでわが家の子供たちは九九をクリアしました!
まとめ
ホームスクーリングの教材選びは大変ですよね。
最初からそんなにたくさんの教材を買う必要はないと思っています。
ゆっくり始めて、徐々にお子さんに合った教材がお子さん自身もママもわかってくるので、「試しにコレをやってみよう」といった感じで始めればOKです。
ホームスクーリングの大きなメリットは、子どもの学習レベルに合わせて進められること。
土台をしっかり作れれば、子どもの成長はあとからいくらでも加速します。「3年生だからこの教材」と固定観念にとらわれることなく、「この子に今必要な教材は何か」という視点で探してみてくださいね。
教材選びで、質問ご相談があればいつでもお話しくださいね。
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