小学生の子供が不登校や学校に行きたがらない、最近学校を休みがち…
子供が学校を嫌がるのに無理矢理行かせるのが正解なのか、親として悩みますよね。
そんなとき、オーストラリアにはホームスクーリングという選択肢があることをご存知ですか?
「ホームスクーリングには興味はあるけど、やり方がよくわからない…。」
「親が子どもにおうちで教えることが学校の代わりになるの?」
「時間割はどうしたらいいの?」
「全教科教えなくちゃいけないの?」
「ハイスクールや大学に進学する時に不利にならないの?」
こんな疑問、ありませんか?
この記事では、わが家の小学生ホームスクーラーの1日のスケジュールや時間割、力を入れるところ抜くところなど、ストレスフリーなホームスクーリングのやり方をお伝えします。
子どものためにホームスクーリングをしたいけど、どうすればいいのかわからなくて、ためらっているママのお役に立てれば嬉しいです。
オーストラリアの小学生ホームスクーリングのやり方は?

「ホームスクーリングは家庭によってやり方が異なります。子どもと家庭に合ったやり方を見つけましょう。」
と言われても、その『子どもと家庭に合ったやり方』が分からない!という方はたくさんいると思います。
子どもと24時間一緒にいる小学生のホームスクーリングなんてどうしたら可能なのか、わが家の具体例を通じて、現実的な方法をご紹介します。
小学生のホームスクーリングって実際可能なの?
小学生のホームスクーリングって実際に可能なんでしょうか。
結論から言うと可能です。個人的には(例外もありますが)、親は子どもの一番の理解者で、一番子どもの事を知っている先生だと思っています。
「子どもは学校に行くもの」と言うのが、常識になっていますが、学校教育って始まってまだ歴史は浅いです。それ以前は親や地域の人たちが子どもたちに知識を教えていたわけですから、出来ない事では決してないですよ。
確かに大変なこともありますが、この時間はあとで宝物になるのは間違いないと思っています。
ホームスクーリングは準備が大事
ホームスクーリングの成功には準備が不可欠です。
と言っても、「1年分の計画をきっちり手帳に書いておく」とか、「教材を全部集めておく」とかではありません。
私が言う準備は、『明日』の準備です。
子どもたちの今日の進捗を確認し、明日必要な活動と材料を準備することで、翌日の流れが天国と地獄ほど違います。
例えば、次の日の算数の勉強では、分度器や三角定規を使うとわかっていれば、それを準備しておけますよね。
準備をしないまま、当日ワークブックを開けてから、「分度器どこ~?」から始まると、それだけで、子どもたちは(親も)やる気をなくしますから。

ちゃんとしまわないからでしょー!!!
『明日の準備』の利点は、教えるほうも、心の準備ができること。
明日はこんなことを勉強するんだな、と分かっていれば聞かれる事もある程度分かりますし、補足の教材を印刷しておくこともできます。また今日の進み具合を確認することで、つまづいている所などを確認できるので復習プリントなんかを準備することもできます。
子どもの頃次の日の時間割チェックをしてランドセルに教科書を詰めた時と、当日やった時の焦り具合と忘れ物の多さの違いは歴然でしたよね。それと同じです!

明日の学習に必要なものと、心のを準備しよう!
ホームスクーリングの成功のかぎ
ホームスクーリングの成功のカギは相手が子どもであることを忘れない事です。
子どもは、椅子に座って50分もの間集中できる生き物ではありません。毎日一緒に勉強していると、20分を超えたあたりから、だんだん集中力が薄れてくるのが手に取ってわかります。
なので、わが家の1レッスンは大体20分から30分で終わります。
『子どもは外に出て走り回る生き物』。と言う前提を持っていれば、彼らの集中力が切れてきて、話を聞いていなくても私たちのイライラ度は安定します。
ホームスクーリングの良いところは、子どものペースで進められること。
レッスンの間に外に出て、走り回る時間を作ると、また次のレッスンも集中してできますよ。
オーストラリアの小学生ホームスクーリングのスケジュール

オーストラリアの小学生ホームスクーリングはどんなスケジュールで進めていくのでしょうか。
スケジュールは家庭によって様々です。私の住む田舎町には周辺の街からのホームスクーラーたちを集めたホームスクーリンググループがあります。6家族のグループで子どもは全員で16人ですが、みんなそれぞれ異なるスケジュールです。午前中に勉強を終わらせてしまう家庭もあれば、午後までやる家庭もあります。
ここではわが家の2人のホームスクーラーのスケジュールをご紹介します。
わが家の小学生ホームスクーラー夏のスケジュール
わが家の小学生ホームスクーラーの1日のスケジュールです。夏は水泳があるので、朝が早いです。

- 起床
起床は6時半です。次女が一番先に起きることもあります。朝ごはんは各々フルーツを食べたり、おにぎりを食べたりしています。 - 水泳トレーニング
7時半から9時まで水泳のトレーニングがあります。夏休みの間は10時まででした。 - 帰宅・片付け・おやつ
水着とタオルを外に干したりして、片付けをします。それからおやつを食べます。 - 15分読書タイム
今年から導入しました。本を読ませるのが目的ですが、勉強する前に本を読むことで、落ち着いてスクーリングに入れる気がします。 - スクーリング
まず算数と英語をやります。算数はワークブック、英語は、文法、ライティング、スペリング。そのあとは、そのあと日によって、歴史をしたり、理科をしたり。 - ランチ
ランチはみんなで食べます。農家なので夫が帰ってくるときもあります。 - スクリーンタイム
スクリーンタイムはランチの後から5時まで設けています。ルールとしては、ゲームの時間は2時間。間に30分の休憩を入れること。ゲームが終わってから5時までは、リサーチをしたり、コーディングをしたりすることだけにコンピューターを使っても良いことにしています。
勉強時間が短いように感じるかもしれませんが、ほとんど15分から20分で終わるので、ランチまでには終わります。

ランチまでには終わるってわかっていると、そのあとの計画も立てやすくて、ストレスフリー。

勉強時間、こんなに短くていいの?

学校は9時から3時までだけど、子どもたちが本当に学習している時間って、かなり限られているんだよ。
と言うのも、学校には無駄な時間が多いのです。
「他の子が終わるのを待っている時間」
「他の子が注意されているのを待っている時間」
「先生が他の先生としゃべっているのを待っている時間」
「朝礼で先生の話を聞く時間」
「みんなでおやつの時間」
などなど。
この無駄な時間を全部省いたら、1日の勉強は2‐3時間で終わってしまいます。そして、学校に通う子どもたちより、理解度が高いのと、進行のスピードが速いのもホームスクーリングの特徴とも言えます。
ルーティンを作る
ホームスクーリングではルーティンを作ることが大切です。
わが家では、日々のルーティンとして、
- 朝起きたら着替えて、荷物をそろえて、トレーニングに行く
- 15分の読書の後は、算数と英語の道具を一式キッチンに持ってくる
- スクリーンタイムはランチの後
があります。
ルーティンを作る目的は、子どもたちに自主的に動いてもらうためです。
最初は言われないとできないかもしれませんが大丈夫。
毎日の繰り返しで、子どもたちは徐々に自立して学習活動に取り組むようになります。
わが家のホームスクーリングカリキュラム
わが家の子どもたちが使っている教科別カリキュラムをご紹介します。
算数
- Learning Math
シンプルで、分かりやすく子どもたちも気に入っていて、ずっと愛用しています。シンガポールの教材なので、1学年下の教材を使っています。
英語
- Fix it! grammar
1日15分以内で終わるので、子どもたちも気に入っています。今年から全寮制に入った8年生の長女もこれで文法が得意になりました。 - All about spelling
わが家の子どもたちの読解力アップの理由はこの教材なしには語れません。 - Writing with Ease
読解力と文章構成力アップに欠かせません。
社会・理科
- Twinkl
社会と理科は課外学習が多いですが、歴史の授業や、理科の実験のカリキュラムにもってこいです。無料版を使っていましたが、ダウンロードできる物が限られてしまうので、有料版にしました。
体育
- 地域のクラブ
体育は、水泳やサッカー、テニス、クリケット、ネットボールなど、地域のクラブ活動に他の子どもたちとの交流もかねて参加しています。体育はこれでOK。
更に詳しく教科別のおすすめ教材を知りたい方はこちら!
オーストラリアの小学生ホームスクーリングの時間割

オーストラリアでする小学生のホームスクーリングの時間割は、かなり柔軟です。
ホームスクーリングも4年目になり、実感しているのは、時間割を作っても、必ずしもそれに厳密に従う必要はないことがわかりました。学校のように、チャイムが鳴ったら次の授業と言った感じで進まないので、あまり細かくしないのがコツ。
わが家の6年生と3年生の時間割
わが家の小学校6年生と3年生の時間割です。

英語と算数はわが家での必須科目です。
私の教育哲学は、「読めさえすれば、いつからでもなんでも学べる」なので、英語は特に力を入れています。
わが家の子どもたちは英語の勉強が嫌いなので、英語を先に片付けてしまうことにしています。
今年は小学校3年生の次女がNAPLANの試験を受けるので、金曜日は息子も一緒に練習問題をすることにしました。
楽しみを加えよう
学習は日々のルーティンですが、子どもたちにとって楽しみも大切です。
わが家では、子どもたちのやる気が極限まで下がっている時や、元気がない時は、1日図工の日にしたり、理科の実験の日にしたりしています。
お子さんの調子や気分に合わせて1日のスケジュールを変えていけるのもホームスクーリングの魅力です。個人的には、料理や、図工、音楽などの技術は算数や国語と同じくらい大切なスキルだと思っています。
また、本当にお子さんがやる気がない、できないと言うのなら、1日お休みして、お出かけしてみたり、1日一緒に遊んだりするのも選択肢に入れておくと良いですよ。1日勉強しなかったぐらい、なんてことありません。
わが家は、金曜日はホームスクーリンググループの集まりの日になっていることもあります。
ママのリラックス時間もスケジュールに入れよう
ホームスクーリングを始めると1日中子どもたちと一緒です。気が付けば、『子どもの事で1日が終わってしまう!』なんてことになってしまうこともあります。それを防ぐために、おすすめは、何時から何時まではママの時間と予定に入れてしまうことです。
私は朝のトレーニングの前と、子どものスクリーンタイムの時間を私の時間としています。そのため、その時間は基本的に子どもたちは私に何か頼むということはないようになっています。
以前は水泳のトレーニングに行ったときに、別のプールで一人で泳いでいたこともあります。1日分のエクササイズにもなって、とても良かったです。
まとめ
オーストラリアの小学生ホームスクーリングのスケジュールと時間割はあまり細かく立てないことが大切です。
学期の初めに必須教科と、努力教科を決めて、必須教科がきちんとできるように計画を立てて、残りの科目はできるときにやると割り切ってしまうと楽になります。
ママの時間もしっかり確保しながら、ストレスフリーなホームスクーリングを楽しんでくださいね。
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