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後悔しない!オーストラリアのボーディングスクール(全寮制中学校)の寮の決め方

オーストラリアのボーディングスクールの学生寮を決める時のチェックリストの記事のアイキャッチ
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寮は学校にくっついてくる付属品のように考えられがちですが、子どもたちのいわば家庭の代わりになる場所ですから、安心して過ごせる場所を選びたいですよね。

オーストラリアボーディングスクールを決めるときに見るべきポイントを知りたい!学校を選ぶときは寮もしっかり考慮したいけれど、何を調べていいのかわからない、というお悩みはありませんか。

ここでは、今年中学生の長女をボーディングスクールに送り出した私が、長女の寮を選ぶときに使ったチェックリストと、こうすればよかったと後悔していることも踏まえ、寮を決めるときのポイントをご紹介します。 記事の最後でチェックリストがダウンロードできますので、是非ご利用くださいね。

ボーディングスクール選びで、寮の何を調べればいいのか悩んでいるママのお役に立てればうれしいです。

【オーストラリア】ボーディングスクールの寮の決め方

海外の全寮制学校

中学ボーディングスクール選びが進み、志望校が数校に絞れたら、最終的には寮も見学して決めるのがおすすめです。学校もそうですが、やはりパンフレットや学校の代表者だけの言葉では実際の様子は見えてきません。

例えば部屋の分け方などは学年によっても変わってきます。基本的には12年生になると学生は一人部屋を与えられますが、7年生は大部屋を4人〜6人でシェアするという寮は珍しくありません。

しかし、パンフレットには12年生の個別の部屋しか載っていなかったり、合同説明会など、その場で学校の方が返答するような場では、言葉を濁したりすることもあるのでやはり実際に行ってみて見学するのが一番です。

その他にも見学することで得られるメリットをご紹介します。

ハウスマザー(寮母さん)に会える

ハウスマザーとは、寮に一緒に住んで学生たちのお世話をしてくれる、学生たちのお母さん的な存在の方です。学校から帰ると、おやつを出してくれることもあるそうです。

宿題の時間になると、分からないところを手伝ってくれたり、問題があれば話を聞いてくれたりする重要な存在です。

そんな重要な存在のハウスマザーがどんな方なのかは気になるところですよね。寮を見学に行けばハウスマザーに会うことも可能ですし、お話しすることもできるかもしれません。

貴重品の管理方法を調べられる

貴重品を管理するためにかぎのかかる収納場所はあるかどうかも確認しておくとよいです。長女の寮は1人1人にドアの付いた棚が用意されていて、そのドアには南京錠をかけられるように金具が取り付けられています。

貴重品だけでなく、服や小物もそこに収納するようになっているので安心しました。あるママ友は、息子くんのおやつにと送るお菓子が勝手に他の子に食べられてしまうため、かぎの付いた箱を持たせたと言っていました。


このような細かい情報は、説明会やパンフレットでは得られないので、実際に行ってみて、目で確認するのが確実です。

柚葉
柚葉

寮でものがなくなると、誰かを疑いながら暮らすことになるものね。

寮選び中のママ
寮選び中のママ

それはしんどいね。

雰囲気がわかる

雰囲気は大切だと思っています。なんとなく好き、嫌いという感覚は信じられると思うのは私だけでしょうか。最後の数校で悩んでいるのであれば、最後は雰囲気で決めるのもアリだと私は思っています。

長女の学校も、急に決まったことで見学できる学校も少なかったですが、見学に行って、学校も寮も雰囲気がとても気に入ったので、安心して決めることができました。

雰囲気を感じるためにもぜひ寮は見学することをおすすめします。

オーストラリア中学寮を決める時のポイント【チェックリスト】

オーストラリアの中学生寮を選ぶ際に私が調べたポイントをご紹介します。

寮費の他にも部屋の様子と寮生の人数、寮で出される食事やルールなどがあります。

学生寮は、まだまだ成長途中の子どもが生活する場所ですから、スマホのルールや週末のアクティビティなども抜かりなく調べました。

私がチェックした項目と、チェックしておけばよかったなと後悔した項目をそれぞれご紹介します。

部屋

長女が寝起きする所はどんな部屋かというのは知っておきたかったので、リストに入れました。

学校訪問では実際に寮を案内してくれてしっかり見ることができたので助かりました。

長女の申し出が遅かったこともあって2校しか見学できなかったのですが、それぞれ部屋の割り振り方は大きく違っていました。2校の違いを紹介します。

それぞれの学校の寮の部屋の違い

長女の学校の寮見学した別の学校の寮
・寮はキャンパス内
・部屋は大部屋を机と棚を使い1人ずつの小部屋に仕切って、カーテンでプライバシーを作るような空間がある。
・ 寮はキャンパス外(登下校はスクールバス)
・ 部屋は大部屋を4人から6人でシェア(仕切りなし

実はもう一つの方の学校は、学費や費用の面では第一候補でしたが、寮を見学させてもらい、長女がこのシェアルームを嫌がったのと、寮がキャンパス内にあることを望んだので、その時点で、今通っている学校にほぼ決定しました。

食事

私は長女がひどいアトピー持ちで生まれてきて以来、食生活にとても気を使って、なるべく自然なものを食べさせてきたので、余計に寮で毎日何を食べるのか気になりました。

しかし、こればかりは毎日の事ですし、そして大人数に出す食事ということもあって、多少目をつぶる必要はあると思っています。

週末アクティビティ

「週末はほとんどの学生がスポーツや何かしらのアクティビティをしている」という言葉を真に受けて、何も調べずに入寮させてしまったのですが、長女が参加した水泳クラブは、平日の就学前のトレーニングのみで、週末は暇を持て余していたようです。

寮に住む学生たちは週末親元へ帰る事もあるので、「週末に寮に誰もいない」、「何もすることがない」となると、ホームシックになったりあれこれ考えて落ち込んだりしそうで心配です。

週末はどんなアクティビティがあるのか、どんなスポーツ活動をやっているのかなど調べてから参加するスポーツを選べばよかったなと後悔しました。

柚葉
柚葉

2学期は週末の事を考慮して、放課後も週末も活動のあるサッカークラブを選んでいました。

勉強サポート

中学生になると課題も多くなりますよね。

ボーディングスクール12年生になる娘を持つママ友は、

オージーママ
オージーママ

7年生の頃から毎晩電話がかかってきて、宿題を手伝っているよ…

柚葉
柚葉

学校でサポートしてくれないの?

オージーママ
オージーママ

サポートは一応はあるけど全然足りてない!

そんな話を聞いて心配になり長女に話を聞くと、「寮にいるハウスママ(寮母さん)が必要な時は手伝ってくれるし、学校でもサポートがある」と言っていたので安心しました。ちなみに長女からヘルプの電話はまだ1度もかかってきていません。

学校側でどれくらいサポートがあるのか、そして、子どもの家であるにも勉強のサポートがあるのかは調べておいた方がよさそうです。

寮生の人数

寮生の人数は実は重要なチェックポイントです。先ほども少し触れましたが、実家がそんなに遠くない学生は週末に帰宅する事もあります。あまり寮生の数が少ないと、週末に寮に1人になってしまうということもあるんです。

柚葉
柚葉

広い寮に1人になるのは寂しいですよね。

また、人数が少ないと、1人の寮生とトラブルがあったり、うまくいかなくなったりした時、とても暮らしづらくなることも想像に難くありません。

一例ですが、友達の娘さんは寮の友達と険悪になり学校を転校したのですが、兄妹割引の関係もあって、兄妹3人全員転校になり、費用が膨大にかかっていました。

寮選び中のママ
寮選び中のママ

学校の勉強だけでも大変なのに、寮生活でのストレスはなるべくないようにしてほしい!

スマホのルール

現代、ボーディングスクールに通う子どもでスマホを持っていない学生はほとんどいませんよね。ゲームを入れたりSNSをしたり、スマホを持っていれば子どもたちは延々といじっています

柚葉
柚葉

長女の寮の宿題の時間、就寝前なったらスマホは回収というルールはありがたいです。

長女の寮では、宿題の時間はスマホ回収、そのあと20時までは自由ですが、20時になると回収されるそうです。そして、水曜日はディバイスフリーデイといって学生はスマホを次の日の朝まで預ける日があるそうです。

スマホを持たないことで、部屋から出て他の寮生徒の交流を図ったり、何か考えたりする時間ができるので、親としてはありがたいです。

費用

寮費は重要度1位!いくら魅力的な寮でも、費用が払えなければ入寮させることができません

学年によって寮費も変わってきますので、卒業までにかかる寮費を把握しておくと安心ですね。

寮選び中ママ
寮選び中ママ

物価の上昇が激しいオーストラリア…年々の費用の値上がりも考慮に入れておいた方がよさそう

オーストラリアのボーディングスクールの総額費用はこちらの記事に詳しく書いています。

奨学金

学校によっては、寮の奨学金がある学校があります。あるママ友は、娘さんが寮の奨学金をもらって、寮費が50%オフになったと言っていました。奨学金の選考基準は作文だったそうです。

柚葉
柚葉

寮の奨学金がある学校があることを知らなかったので、しっかり調べておけばよかった!と後悔しました。

チェックリストには入れていませんでしたが、就寝時間も調べると良いです。長女の学生寮は21時に就寝ですが、別の寮では就寝時間が23時というところもあって、びっくりしました。

チェックリストの作り方

チェックリストはエクセルかGoogleスプレッドシートで作ると簡単です。

チェックリストに入れる内容は、上記で紹介したことの他にも、知っておきたいことがあれば追加してください。

学生寮を選ぶ際にチェックしておきたいポイント
  •  部屋 (キャンパス内外)
  •  食事
  •  週末のアクティビティ
  •  勉強のサポート
  •  寮生の数
  •  スマホのルール
  •  費用
  •  奨学金
  •  就寝時間

こちらは私が実際に息子と次女のボーディングスクールを検討する際に使うチェックリストです。

下からダウンロードできますので、是非ご利用ください。

寮の選び方チェックリスト

ボーディングスクールの寮選びチェックリストをダウンロードする。

まとめ

オーストラリアのボーディングスクールを選ぶ際に大切な、寮のチェックポイントをご紹介しました。

ボーディングスクールの寮は、まだ成長途中のお子さんが生活する場所なので、できるだけお子さんの生活スタイルに合った寮が見つかるといいですね。そのためにも、チェックリストを念入りに作って、寮の見学に挑んでみてください。

お子さんが毎日を楽しく活き活きと過ごせる寮が見つかることを願っています。

オーストラリアのボーディングスクール年間の学費と費用はこちらから。

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海外生活
この記事を書いた人

在豪歴20年。4年間の留学生活ののち現地で結婚。オーストラリアの田舎町で農家をしながら、3人のハーフの子供たちを育てています。とあることで、子どもたちを小学校から退学させ、ホームスクーリングをしています。長女は今年から全寮制の中学校に入学して人生楽しみ中。ホームスクーリングのこと、全寮制学校のことを中心に、オーストラリア事情をお届けします。

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