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驚愕!オーストラリアのボーディングスクール(全寮制中学校)年間の学費と費用【2024年体験談】

オーストラリアのボーディングスクールの年間の学費と費用の記事のアイキャッチ
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子どもがオーストラリアのボーディングスクール(全寮制中高一貫校)を希望した場合、まず気になるのはその値段ですよね。

かかる費用を明確に把握せずに、子どもをボーディングスクール(全寮制中高一貫学校)に入学させてしまうと、予想以上にお金がかかり、途中で退学させないといけなくなる、なんてことになりかねません。

この記事では、長女の急な進路の変更希望で、6か月でリサーチ、入学準備をして、2024年に中学校8年生(中学2年生)からボーディングスクール(全寮制中高一貫学校)に送り出した私が、オーストラリアのボーディングスクールにかかる費用をご紹介します。

急な進路変更で悩んでいるママや、オーストラリアのボーディングスクールを検討しているママのお役に立てるとうれしいです。

【体験談】豪州ボーディングスクール1年間の学費

オーストラリアでは学費は学期ごとに払います。長女の学校の学費は、1学期、2学期共に$5,590(約55万9,000円)でした。

オーストラリア学校制度の豆知識

オーストラリアの学校は基本的に4学期制で一学期は10週間です。

4学期制なので、$5,590×4(学期)で年間の学費は$22,360(約223万6,000円)です。

学費まとめ

一学期$5,590(約55万9,000円)
年間$22,360(約223万6,000円)

ボーディングスクールに進学!学費以外にかかる費用は? 

オーストラリアの私立のボーディングスクールは、学費以外の費用も値段がかさみます。

入学前にかかる費用と、入学決定後にかかる費用を分けて、1つずつ詳しく見ていきましょう。

入学前にかかる費用

  • 出願料

まず一番最初にかかった費用が、出願料(Application fee)でした。オーストラリアのボーディングスクールは出願するのにお金がかかります。

わが家は2校に出願したのですが、1校は$50(約5,000円)、もう1校は$220(約2万2,000円)と結構な差がありました。一般的には$50〜$250ぐらいかな、という印象を持っています。

  • 入学金

出願して、入学許可がおりてその学校に入学することを希望すれば、入学金(acceptance fee/ confirmation fee)を払います。

出願した2校中、両校から入学許可をいただきましたが、長女が希望したほうの学校は入学金が$1,000(約10万円)もかかりました!

柚葉
柚葉

ちなみにもう1校のほうは$500(約5万円)でした。

かかった費用:学費以外

出願料$250(約2万5,000円)
入学金$1,000(約10万円)
オーストラリア学校制度豆知識

オーストラリアの私立のボーディングスクールには、基本的に入試がありません。願書を出して、お金を払えれば、定員オーバーにならない限り入学することができます。(公立は面接あり)

入学決定後にかかる費用 

  • 教材費

長女の学校では教科書がレンタルされるので、教材費はあまりかかっていないように思います。各教科のノートと指定された電卓や筆記用具が必要なぐらいです。

柚葉
柚葉

1学期が始まる前に買いに走りました。

そのほかに、学生一人一人に授業や課題をする時のためにノートパソコンが配られるのですが、そのレンタル料が年間で$700(約7万円)かかります。

教材費内訳
  • 教科書レンタル代(年間費)$170(約1万7,000円)
  • ノートもろもろで$100(約1万円)
  • さらにノートパソコンのレンタル料$700(約7万円)
  • 合計$970(約9万7,000)
学校選び中ママ
学校選び中ママ

教科書をレンタルしてくれるのはありがたいね!

柚葉
柚葉

教科書全部買ったら相当な金額になるよね。本当に助かってます。

  • 制服

オーストラリアは新年度が始まるのが真夏の2月なので、まずは夏服を一式そろえました。

夏服一式とフォーマル着(学期の始めや、教会に行くときに着る制服)、学校指定のカバンと体育着をそろえて、約$800(約8万円)支払いました。これにプラス革靴とスポーツ履きは別途靴屋さんで購入し、約$300(約3万円)が加算されました。

冬服一式は長女が1学期中に学校で手配をしたようで、約$500(約5万円)の請求がきました。

柚葉
柚葉

夏服と冬服一式で大体$1,500(約15万円)ほどかかりました。

先輩ママ
先輩ママ

すぐにサイズアウトしないことを祈るばかりね。

  • スポーツの活動費

長女の学校では、いわゆる部活動のスポーツは必須になっているので、長女もスポーツをしています。

スポーツをするとなると、それに必要な費用が掛かってくるのは仕方ないことですよね。

長女は1学期は水泳、2学期はサッカーを選んでいました。スポーツ費は別途請求され、1競技につき、$187(約1万8,700円)です。

水泳は学校指定の水着があればよかったので、他に必要なものはありませんでしたが、サッカーはサッカーの靴や靴下、シンパッド(すねあて)などなにかとお金がかかりました。

  • スポーツなどの遠征費

学校で開催される水泳大会やマラソン大会などは、好成績を残すとさらに上の大会で競技することができるのですが、これにもまた遠征費がかかります。

長女は水泳大会とマラソン大会で好成績を出し、他県で行われる大きな大会にも行きましたが、それぞれ遠征費$280(約2万8,000円)がかかりました。

バス代と食事代、宿泊代が含まれるので、妥当というよりは、考えてみれば安いのですが、それでも追加の費用にはかわりありません。

  • 奨学金のためのテスト代

長女には奨学金をもらうためのテストを受けてもらいました。ずっとホームスクーリングだったので、ダメ元でしたが、学費と寮費が半額になる奨学金でしたので受験してもらいました。

テスト代は$100(約1万円)。宝くじに当たるほどのわずかな可能性とテスト経験を積むための投資でした。

柚葉
柚葉

結果は見事に惨敗。英語が全然ダメでした。

学費以外費用まとめ

年間1回きり
教科書レンタル$170(約1万7,000円)
ノートパソコンレンタル(年間)$700(約7万円)
ノートや筆記用具$100(約1万円)
制服夏服一式
₊フォーマル着
$800(約8万円)
冬服一式$500(約5万円)
革靴₊スポーツ履き$300(約3万円)
スポーツ年間$748(約7万4,800円)
遠征費$280(約2万8,000円)/毎
奨学金試験代$100(約1万円)
合計$1,998(約19万9,800円)$1,700(約17万円)
柚葉
柚葉

ここまでは、寮生活をしない学生も同様の金額です。オーストラリアの私立の中学校は高いですね!

学校選び中ママ
学校選び中ママ

この費用のほかに寮生活する場合はどのくらいかかるの?

オーストラリアの学生寮の年間の値段

ボーディングスクールで寮生活をする場合には、当然のことながら寮費がかかります。

長女が通う学校の中学生寮は一学期につき$6,240(約62万4,000円)。

一学期(約10週間)のお値段です。驚愕の値段ですね。

年間で$20,960(約209万6,000円)です。

しかし、寮費には宿舎代と食事代のほかに掃除洗濯代やアイロンがけ、子どもたちのお世話代などが含まれていると考えれば、妥当なお値段なのかもしれません。

柚葉
柚葉

寮母さんはそこに泊っているわけだしね。人件費はバカになりません。

学生寮費用まとめ

寮費一学期$6,240(約62万4,000円)
年間$20,960(約209万6,000円)

豪州ボーディングスクール生そのほかにかかる費用

寮生は週末に街へ買い物に行ったり、友達とファストフードを食べに行ったりするのにお金がかかります。

学校に入学する前に銀行口座とキャッシュカードを作るように勧められたので、作って、そちらにお小遣いとしてお金を入れています。長女は現金を持っているほうが安心なようなので、現金も持たせています。

家庭によってお小遣いは異なると思いますが、わが家は長女の銀行には2万円ほど常に入っているようにしています。長女の場合はあまり出かけないようで、残高はほとんど減りません。

地元のママ友は、1週間に1回お小遣いとしてお金を振り込むそうですが、すぐに足りなくなってしまうと嘆いていました。お金の使い方は、寮に出す前にきちんと話しておいたほうがよさそうですね!

その他費用まとめ

お小遣い (一学期)約$200(約2万円)(家庭による)
年間約$800(約8万円)

まとめ

長女が通うオーストラリアの中学生ボーディングスクールの費用についてご紹介しました。

長女の学校の1年間の費用を入学からまとめるとこのようになります。

1学期年間1回きり
出願料$220
入学金$1,000
制服夏服 $800
冬服 $500
靴  $300
学費$5,590$22,360
教材費$170 教科書 
$700 パソコン 
$100 筆記用具
寮費$6,240$20,960
スポーツ費$187$748
遠征費$280/回$1120
お小遣い$200$800
テスト代$100
合計$12,497(約124万9,700円)$46,958(約469万5,800円)$2,920(約29万2,000円)
合計(2024年度)$49,878(約498万7,800円)

1回きりの費用は、毎年払うものではないので、来年はこの分がなくなりますが、学費は学年が上がるごとに高くなるので、支払が少なくなる期待はできません。

とても簡単に出せる金額ではありませんね。現にわが家では入学させたのはいいけれど、卒業まで通わせきれるのか、下の兄妹の進学費用はどうするのか、などの問題が出てきています。

ボーディングスクールは計画的に準備しておくことが大切だと身をもって学習しました。

ボーディングスクールの学費は学校によって値段に差があるので、ボーディング選びはチェックリストを使って、念入りにすることをおすすめします。

子どもを中学生から寮生活に送り出すことに悩んでいる方はこちらの記事

今回の記事がボーディングスクールを検討中のママさんの参考になればうれしいです。

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海外生活
この記事を書いた人

在豪歴20年。4年間の留学生活ののち現地で結婚。オーストラリアの田舎町で農家をしながら、3人のハーフの子供たちを育てています。とあることで、子どもたちを小学校から退学させ、ホームスクーリングをしています。長女は今年から全寮制の中学校に入学して人生楽しみ中。ホームスクーリングのこと、全寮制学校のことを中心に、オーストラリア事情をお届けします。

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