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【豪】ボーディングスクールの寮生活で人間関係に悩まされないために娘に伝えたい7つのこと

オーストラリアボーディングスクールで人間関係に悩まされないための心得
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思春期の子どもの全寮制中学校(ボーディングスクール)進学に不安を感じていませんか。

  • 仲間外れにされていたらどうしよう
  • 友達とうまくやっていけるかしら
  • 恋人ができてトラブルになったらどうしよう

人間関係の悩みはどこに行ってもついてまわるものですよね。

思春期の子どもが親の目の届かないところで生活するのですから、心配はつきません。私もそんな心配を日々している親の一人です。

ボーディングスクールでは、寮母さんがしっかりと面倒を見てくれるとはいえ、日常的な生徒間でのトラブルにまでは流石に目が行き届きません。

そこでこの記事では、今年中学校8年生の長女をボーディングスクールに送り出した私が、友人トラブル対策と思春期の子どもの心を守るために、入学前に心がけて長女に伝えてきたことをシェアしたいと思います。

寮生活を始める前の子どもに、伝えておきたい大事なことを詰め込みました。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


この記事を書いた人

  • オーストラリアの大学で3年間の寮生活経験あり
  • 中高時代に友達関係に相当悩まされた経験あり
  • オーストラリアの中学校8年生のボーディングスクールに通う娘の母

オーストラリアのボーディングスクールの寮生活の心構え7つ

中学生の子どもを寮生活させるとき、一番心配なのが人間関係のトラブルではないでしょうか。

思春期の子どもの世界は友達が中心に回っています。そんななか「友達」の定義を間違ってしまうと、寮生活や学校生活はとてもしんどいものになると思っています。

ここでは、私が長女に伝えた、人間関係のトラブルを回避するための心得と、思春期を快適に過ごすための知識7選をシェアします。

1. 友達は選ぶ

友達を選ぶというと、なんだか偉そうですが、実はとても大事なことだと思っています。

  • 友達は選びなさい
  • 友達のしていることが間違っていると思ったらその人から離れること

長女が小学校に通うころから、ずっとそう伝えてきました。

「みんなと仲良くしなさい」がしつけの常識になっていますが、これは子どもが、誰と一緒にいたいのか判断するのに、妨げになる助言だと思っています。

「いやだ」と思う人でも「仲良くしないといけない」と思うのはしんどいですよね。

  • 伝える時の注意点

「友達は選びなさい」と伝える時の注意点があります。それは、

悪い仲間と付き合いだしてから慌てて伝えない


実はこれは私の経験談なのですが、中学生のころ、一般的に「悪い」と呼ばれる友達のグループに入って遊んでいた時期がありました。

親から「友達を選びなさい」と言わたとき、私は友達が批判され、そして「私の友達選びは間違っている」と言われている気持ちになり、すごく反発したのを覚えています。

柚葉
柚葉

反抗期丸出しでした

なので、「悪い友達」と付き合う前から、「友達は選ぶ」という知識を付けておくとよいですね。今後の友好関係が楽になります。

柚葉
柚葉

「悪い友達」の定義は皆さんにおまかせします

2. 一人になっても大丈夫

2つ目は、「一人になっても大丈夫」。

  • 友達の行動が間違っていると思ったら、その人(たち)からは離れる
  • 一人になってもちゃんとあなたと気の合う人が現れる

思春期の子どもにとって、一人でいるのがどれだけ恐ろしいか、これを行動に移すのはとても難しいのは百も承知ですが、頭の片隅にでも残っていてくれればと思い、伝えてきました。

親としても、わが子が仲間はずれになって、一人でいる様子を見るのは心が痛みますが、「友達を作りなさい」「仲良くしなさい」と言いたくなる気持ちをグッと抑えて、子どもの成長を見守りたいですね。

柚葉
柚葉

むしろ一人になってからの方が、気が合う人は見つかりやすいんですよね

3. 辛い時は、親に相談する

昔、コラムで読んですばらしいアイデアだなと思ったことを紹介します。

メッセージの最後にXをつける、というシンプルなシークレットコードです。

オーストラリアや他の英語圏では、メッセージの最後にxをつけて締めくくりますが、このxをX(大文字)で送る。

子どもは友達に誘われて断れないとき、最後の頼みの綱で「親に聞いてみる」と親にラインをするかもしれませんが、友達が周りにいる場合、下手なことは書けません。

そんなとき、文章の最後にX(大文字)をつけるという、簡単なもの。

たとえば、

「今日は友達とパーティに行って、友達のうちに泊まりたいんだけどいい?X」と言った感じです。大文字のXは子どもからのSOSなので、親は子どもに電話をして、なんだかんだと言い訳をつけて、迎えに行くか、帰ってくるように命令できます。

10年以上も前にコラムで読み、これはすばらしいアイデアだなと思い、長女が大きくなったら伝えようと決めていました。忘れずに伝えられました。

ママさん
ママさん

Xでなくても、特定の絵文字にしてもいいね

もしものときに、このシークレットコードは、寮暮らしをする子どもには、特に役に立つのではないかと思います。

柚葉
柚葉

必要ないのが一番いいけどね

4. 思春期の気持ちの浮き沈み

気分の浮き沈みは、ママなら誰もが経験しているのではないでしょうか。月経が始まるころから出てくる問題ですよね。

7年生からボーディングスクールに通う娘さんだとまだ、初潮を迎えていない子もいるかもしれません。

ボーディングスクールで新しい生活が始まったときに、ホルモンによる気分の浮き沈みがあると、とても苦しい経験をすると思います。そうでなくても親元を離れて、センチメンタルになるので、心配事は少しでも減らしてあげたいですよね。

思春期の気持ちの浮き沈みのしくみを伝えてあげられると、お子さんは心の準備もでき、いざ気持ちが沈んだときもうまく対処できます。

  • 私が長女に伝えたこと
  • 思春期は気分の浮き沈みがあるのが当たり前。気分が落ちるときは休むのが正解
  • 鬱でも、病気でもないから安心して大丈夫
  • 食べ物も十分に影響するから気を付けること

気持ちの浮き沈みはあるかもしれませんが、気分が落ちているなと自覚できるだけで対処できるようになります。

柚葉
柚葉

生理用品の使い方や捨て方の知識も大事!

5. 思春期の異性の事

「男はオオカミだから、気をつけなさい。」

私の母がよく私に言っていたことです。

中学生というと、彼氏・彼女という言葉に憧れを持つ年頃ですよね。性への関心も年々早まっているというリサーチもあるほどです。

なかなか話しづらい内容で、私も長女に話したときは「もー」とか「わかってる」とか「それはもういい」などなど、ウザがられました。しかし、母親が伝えなければ、情報源は同世代の友達か、インターネットになってしまいますから、しっかり伝えておきたいですね。

6. 思春期の身体の変化

思春期になると、身体も変化します。「今まで軽やかに走れたのに、急に足が遅くなった」なんてこともあるかもしれません。

男の子なら、声変りがあったり成長痛があったりするかもしれませんね。

前もって知識として持っていれば、いざそれが起きたときに戸惑わずにいられますよね。それだけでも、かかるストレスはだいぶ減ると思っています。

私が長女に伝えたこと

  • 身体が変化して、今までできたことができなくなることもあるかもしれない
  • 身体にシェイプがつくので、今まで以上に身体を大事にすること
  • 生理がきたら妊娠できる身体になったということ
柚葉
柚葉

自分の身体に責任を持つように伝えました

7. 食べ物とメンタルの関係

ボーディングスクールに通うお子さんには、どんな食べ物が、どのように身体やメンタルに影響するかという知識を持たせることを強くおすすめします

ボーディングスクールの見学をさせてもらったとき、食堂で見たのは、お店にあるようなアイスクリームの冷蔵庫と、何種類もあるシリアルの箱でした。

寮の食事の説明では、腕のいいシェフが「毎日」食事を作っていると言われましたが、「毎食」というわけにはいかないようです。

栄養素がしっかりとれていないと、気分の浮き沈みをはじめ、集中力の低下やストレスにも繋がります。寮で暮らし始めてしまったら、親は子どもの食事に口を挟めないので、入寮前によく話をしておきたいですね。

柚葉
柚葉

わが家もよく言って聞かせました

とはいえ、長女はシリアルもアイスクリームも大好きなので、よく食べていると思います。知識は持っているので、調子が悪いと思えば、調整するでしょう。

柚葉
柚葉

持たせている銀行のカードの決済も、ファストフードからの決済が多めです…

ママさん
ママさん

友達との付き合いもあるしね。

食べ物が身体や脳にどう影響するかは、必須知識だと思っています。

ボーディングスクールに子どもを進学させたいと思っているママへのアドバイス

アドバイスなんてたいそうなことはできませんが、もしも、子どもをボーディングスクールに通わせる予定だけど、寮暮らしが心配でしょうがないママがいたとしたら、以下のことから始めるとよいです。

  • 子どもとしっかり会話をして、自分がどれだけ愛されているかを知ってもらう
  • 性のことを早いうちから教えておく

私はこの2つの知識があれば、子どもはたいがいどこに行っても大丈夫だと思っています。

自分は愛されていて、大切な存在だと知っている子どもは、自分を大切にします。

自分を大切にする人は、人からも大切にされます。だから人間関係のトラブルが起きにくいんです。

トラブルが起きても「ここは自分がいる場所じゃない」、と回避する方法を考えるようになります。

お子さんに、自分はどれだけ大切な存在かしっかり知っておいてもらってください。

そして2つ目は性のことを早いうちから教えておく。

これはとても大切です。実はボーディングスクールに進学する直前では少し遅すぎます。そのころには子どもは思春期に差し掛かり、なかなか聞き入れてもらえません。

なるべく早い段階、できれば10歳までには、命はどう作られるのか、身体にどんな影響があるのかなど、理科のお勉強として教えておくとよいですね。

これは女の子に限らず、男の子にもぜひ教えてあげてくださいね。

まとめ

私が長女に伝えてきた7つの事をご紹介しました。

私たちはボーディングスクールで、子どもがどんな人と出会うのか、どんな人たちと生活するのか選べません。だからこそ、子どもが自分で判断して、よい人間関係を築けるように応援したいですね。

ボーディングスクールは入学してしまったら最後、卒業するころには18歳。オーストラリアではもう成人です。身体の仕組みや気持ちの浮き沈みを教えるには、最後のチャンスかもしれません。

後悔のないボーディング生活を送れるように、ぜひ必要な知識は伝えてあげてくださいね。

ボーディングスクール入学準備がスムーズに進むように願っています。ご質問は、いつでもお気軽にコメント欄からどうぞ。

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海外生活
この記事を書いた人

在豪歴20年。4年間の留学生活ののち現地で結婚。オーストラリアの田舎町で農家をしながら、3人のハーフの子供たちを育てています。とあることで、子どもたちを小学校から退学させ、ホームスクーリングをしています。長女は今年から全寮制の中学校に入学して人生楽しみ中。ホームスクーリングのこと、全寮制学校のことを中心に、オーストラリア事情をお届けします。

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